秩父鉄道

 元国鉄101系の1000系(引退済み)。2014年まで秩父鉄道で活躍しました。全盛期は3両×12編成が活躍しており、元東急の中古車の導入が始まる前までは、秩父鉄道内最大勢力でもありました。

 5000系。元都営6000形で、現役時は三田線で活躍していました。秩父鉄道では1999年から活躍しており2014年に元国鉄101系の1000系が引退して以降、普通列車用の車両としては秩父鉄道内最古参の車両となっています。当初は3両編成4本が活躍していましたが1編成が事故による損傷で休車扱いになっており、現在は3編成のみが活躍しています。


 元西武新101系で、急行用車両の6000系。同じく急行用で元国鉄165系の3000系を置き換えるべく、2005年から運転を開始しました。車内の座席配置は西武鉄道時代はロングシートでしたが、譲渡時にボックスシートへと変更されています。ほかにも車両中央のドアが埋められるなど外観に大きな変化が見られました。3両編成3本が活躍。

 元東急8500系の7000系。1000系を置き換えるべく2009年より運転を開始しました。こちらの7000系は途中から東急から提供される中古車の形式が変わったことに伴い、3両編成2本のみの少数派となっています。また,写真の7001編成の先頭車は東急時代から先頭車の車両ですが、7002編成の先頭車は中間車から改造された車両ということもあり、2編成の顔つきには少々違いが見られます。


 7000系と同じく元東急の7500系。1000系置き換え用に2010年から導入が開始されました。外観は元東急8500系の7000系と大きく異なりますが、基本的な構造は共通しているようで(?)走行音や車内の様子は7000系そっくりです。3両編成7本が活躍しており、現在営業用車両の最大勢力となっています。

 独特な顔つきの7800系。種車の形式は7500系と同じですが、こちらの形式の先頭車は中間車から改造されたものなので顔つきが異なっています。また、この形式のみ1編成の車両数が2両なのも特徴です。全部で4編成が活躍。


 貨物列車牽引用のデキ300形。秩父鉄道は日本有数の石灰の産地である武甲山の近くを通っていることから、石灰輸送の貨物列車が割と多く運転されています。また、パレオエクスプレス用の蒸気機関車の検査時などに客車列車の牽引も行います。

 車内の様子(7000系)。東急での現役時からほとんど変化が無いように見えます。同じく東急から譲渡された7500系、7800系も基本的には同じような内装です。